「——・・・で、なんにする?」




「あたしレモンー。渡辺食うの?」




「食うに決まってる。」






セルフで、自分でシロップが好きなだけかけられるようになってる



かき氷屋を前に、渡辺は唸ってる。





「んー・・・やっぱいちご。」





そう言って、悩みに悩んだ挙げ句。




すごい勢いで、いちごシロップをかけ始めた。


もう、滝のように・・・って!!



「おいいぃいいぃい!!ちょっと、待て待て!!渡辺、かけすぎ!!かけ過ぎだって!!」





あたしは、あわてて制止を呼びかける。




・・・応答無し。