「だ、だって!!あんたらがしつこいからーーうぉ!!」






反論しようとすると、後から抱きしめられて。





あたしの頭に、顎をのせてくるヤツがいる。







ふわっ、と香るあいつのにおい。







「だーめ。これ俺のだし〜。」






ヘラ、といつもの調子で笑っていった。






「チッ」




2人そろって盛大な舌打ちを残して




あたしたちの前から去っていった。





「大丈夫?」