勝手にウハウハしてるあたしを 渡辺はあきれながら見てた。 ふっ、って小さな笑いをこぼして。 それと目が合った瞬間。 あたしの顔は、ゆでダコと化した。 たこ焼きに入れたら、きっとうまいだろうな。 じゃなくて、血色よすぎだろあたし。 逆にアタフタしちゃって言葉が見つからない。 そんなあたしの気持ちを知ってか知らずか。 「着替えてくる。」そういって更衣室の方に歩いていった。 あ、あたしも着替えなきゃ。