「ひぃやぁああぁあ!! やめて!!マジでやめて!!」 砂に足が埋もれてもつれながら 必死で渡辺から遠ざかる。 「えー。髪の毛縛れないじゃん。早くこっち来いよ。」 まだニヤニヤしてる、渡辺。 いや、悪魔的な物が後に見えますが!? 見えちゃってるんですけど!! 「いや、イヤ!!いい!!このまんま海はいる!!」 もう半ばヤケになって、鞄をつかんで 更衣室を目指す。