-第一章-
始まりの丘。
「行ってきます」
そう言って私はいつものように家を出た。
でも、私は学校になんか行かない。
「遅刻しないで行くのよ」
「うん」
私の名前は前田留美。
17歳高2。
私は、学校に行かないである場所に向かう。
誰もいなくて静かな場所。
でも…
「なんで?」
いつも誰もいない場所なのに今日…誰かいた。
「あ、君もこの丘好きなの?」
「………」
君も…?
この人もいつも来てるの?
そう考えていたら、まるで心を読んだように。
「昨日から」
「え?」
「昨日ここ見つけたの」
彼は、眩しい太陽のように笑顔で私に言った。
それは暖かくて優しくて…懐かしい笑顔。
「俺、昨日引っ越して来たんだ」
そっと立ち上がって私の方に来た。
「あ、君名前は?」
「…留美です。前田留美」
「ふーん留美ちゃんね」
彼はまた太陽のように笑った。
不思議に私もいつのまにか笑顔になっていた。
「俺は龍海。杉本龍海」
杉本…龍海。
…この日から私達の幸せで残酷な物語が始まったのです。
辛く…苦しく。
でも幸せ。
始まりの丘。
「行ってきます」
そう言って私はいつものように家を出た。
でも、私は学校になんか行かない。
「遅刻しないで行くのよ」
「うん」
私の名前は前田留美。
17歳高2。
私は、学校に行かないである場所に向かう。
誰もいなくて静かな場所。
でも…
「なんで?」
いつも誰もいない場所なのに今日…誰かいた。
「あ、君もこの丘好きなの?」
「………」
君も…?
この人もいつも来てるの?
そう考えていたら、まるで心を読んだように。
「昨日から」
「え?」
「昨日ここ見つけたの」
彼は、眩しい太陽のように笑顔で私に言った。
それは暖かくて優しくて…懐かしい笑顔。
「俺、昨日引っ越して来たんだ」
そっと立ち上がって私の方に来た。
「あ、君名前は?」
「…留美です。前田留美」
「ふーん留美ちゃんね」
彼はまた太陽のように笑った。
不思議に私もいつのまにか笑顔になっていた。
「俺は龍海。杉本龍海」
杉本…龍海。
…この日から私達の幸せで残酷な物語が始まったのです。
辛く…苦しく。
でも幸せ。
