「……別れた方がいいのかな」


そう言う君の声にはハッキリと拒否の色が見えているのに。



強がる君が好き。



君の髪が光に当たってキラキラと輝く。


思わず手を伸ばした。



「あ、メール…」


突然鳴った携帯のバイブの音に手を引っ込めた。


…大丈夫。気付かれてない。