「じゃあ今日から“彼氏”としてもよろしく。俺これから用事あるからまた明日」 早瀬くんはそのまま手を振って帰っていった。 あたしは少しの間そこから動けなかった。 さっきの会話の整理をしようとしても頭の中はパンク状態。 あたしは頭を抱えながら家路についた。 家では夕食も喉を通らず、ベッドへ倒れこむ。 けど早瀬くんのことが頭から離れず、一晩中考えこんでいた。