「そ、そんなわけ……」
誤魔化そうとしたのに、噛んじゃった。
これじゃ意識してるのバレバレだよ……。
大翔の顔をチラッと盗み見する。
腕を組んで、ベッドに座っている。
その顔は……。
「へぇ~。鈴は何をそんな意識してるのかな?」
もう全てお見通しって感じの顔をしている。
分かってて聞くっていうのが一番……。
「……意地悪」
わざわざあたしに言せようとするなんて。
あたしが言えないってことを分かってて、その反応を見て楽しんでるんだよね。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…