「うん。守ってね?詩織ちゃん!!」



「まかせて!鈴に近づく男は許さないから」



二人で楽しそうに騒いでるのを見て、良かったな~とか思ったりしてる俺。




やっぱ鈴は守ってあげたくなるんだよな。


……って、ちょっと待て。




「鈴を守るのは俺だぞ?」



「鈴に近づく男発見!!守らなきゃ!」



そう言って鈴を抱きしめる杉本。

鈴も杉本の背中に腕を回す。



「詩織ちゃーん!!」


「そこ、俺の場所!」



鈴は女にも、渡さねぇ。


鈴を取り返して、抱きしめる。


「キャッ」


「返して!」


「俺のだよ」