「だって、大翔と鈴ちゃんが気になって。ね?晴香ちゃん」


「うん。それに鈴に変なことされても困るし、ね?康太くん」



何か、晴香と康太くん仲良くなってない?
いつの間にか名前で呼び合ってるし。


まぁ仲良いってゆうのは良いことだもんね。



「あーお腹すいた。食べよっ!」


晴香のその声で4人で食べ始めた。



「鈴ちゃんのおいしそう。一個ちょーだい?」

唐揚げを指して言う康太くんに笑顔で差し出す。



「どうぞ」


「やったぁ~!!」

康太くんが取ろうとしたら、横から大翔が取って一口で食べてしまった。


「あー大翔。それ俺の!」


「鈴は俺の!」


「はぁ!?意味わかんねーよ」


「そのまんまだろ」


急に口ゲンカを始めてしまった大翔と康太くん。


そんな低レベルのケンカを見て、あたしと晴香は声を出して笑った。