「もうっ休み時間に聞いても話してくれないなんてヒドすぎ!信用できなかった?」
「そ、そうゆうわけじゃなくて……何てゆうか……その」
「まぁいいわ。今からちゃんと話してもらうから。 ここじゃアレだし場所変えよっか」
確かに放課後といっても、まだ人は多い。
晴香は鞄を持ってさっさと教室を出ていく。
あたしも引き出しの中の物を鞄に入れる。
その時、鞄の中にあるタオルとスポドリが目に入った。
どうしよう……。
一応持ってきたけどいらない……かな?
嫌いな人からはもらいたくない?
でも約束したから……机の上に置いとこう。
本当は直接渡したいけど、もらってくれなかったら悲しいし。
机に置いても返されるかもしれないけど。
やっぱりやめようかな……?