「へぇ~。頑張ってね」
「当たり前だろ。放課後、毎日見に来いよ」
「え~、それはイヤだよ」
放課後は遊びたいもん。
最近あんまり遊べてないから。
応援はするけど、さすがに放課後くらいは自由にさせてよ。
「来るよな?」
「イヤ」
「来い」
「イ~ヤ」
これだけは譲れない。
「チッ、こうなったら」
「……キャハハハ―――」
大翔が思いっきりこしょばしてきた。
あたしこしょばしに弱いのに。
「イヤッ……やめっ、ァハハハハ―――」
「鈴、来るよな?」
「はっはひ。行きッま、ふ!」
噛みすぎた。
でも仕方ない。