「その時」の男って、上っ面で対応するので確かに歯切れがいいが、「その後」の男って、過去を美化してそれの上塗りを繰り返して、時を過ごしてしまうんじゃないかと．．．

「時の浄化作用」の恩恵を受けるのはもっぱら女性なのかもしれないね。

男って、逆に尾鰭をつけて心に溜め込んでしまい、しなきゃあいいのに、時々しまったものを取り出して、「未練」という「悪魔」を世に放つ．．．

このタチの悪い「未練」がもたらす愛憎は、この世に人の数ほどあるんじゃないの？

男って、ナイーブでロマンティックな面を持ってると云えなくもないが、それは傷つきやすく壊れやすい存在とも又、云えるんだよ。

　でもそこで、その「教育」がでてくるんだよね。
「男は男らしくあれ」ってな妄想が頭をもたげ、意に反する行動で拍手を浴びたがるのも又、男．．．

　そのバランスで世の中、成り立ってるのもまたまた事実．．．

要するに、内と外、真と偽、虚と実．．．の狭間でもがくのが男であり、強い女性にはいつまでたってもかまわないよ．．．

そんな男の未練なんて、犬も食わずに世間にゴロゴロ．．．
踏まずにいけたら幸いだけど、もし出くわしたら優しくキスして介抱してね．．．

そんな人って女神だな．．．
男にとってのマリア様．．．


　＊緑色に映る蛍光灯のもと「未練」なんて考えてるセピア色の僕の心は、君にどんな風に見えるのかな．．．＊