翔る。





独眼竜。


そう言えばそんなあだ名だったよね

確かに目の前にいるこいつはちゃっかり左目を包帯で覆っている



それに格好が白い着物。


時代劇とかでよく見る昔のパジャマだ。





そうか…

伊達政宗が500年前の人間なのではなく、
私が、500年後の世界の人間なんだ。




ふと力が抜けて私は布団へと寝そべった




よく考えれば…

いや、考えなくても明らかにわかったことだ


平成にこんな固い布団で過ごす人はいるだろうか?


家に電気のない部屋があるだろうか?





そしてひしひしと実感する。




自分は本当にタイムスリップをしたのだと