翔る。




「ん?」



何あれ?



私は首をかしげる。



車…でもないし、バイクでもなさそうだ。



ド、ド、とテンポよく前方の影は上下に揺れる。



確実に近づいてきていて、どんどんと姿が露わになる。




ってかあれって…




「う、馬ぁっ!?」




つい声をあげてしまった。



て言うかなんで馬!?




なんでこんなとこになんでいるのよっ!?