ドド、ドドと地が震えるような音が地面から鳴り響く。 「なに!?」 今まで聞いてきたことのない不思議な音だ。 座り込んでいた小道の脇から立ち上がり、ど真ん中へと立った。 大きい何かが一つやってくる、よりもたくさんの何かがやって来てるような気がする。 遠くにうっすらと影が浮かぶ。 ほら、たくさんの影だ。 そのモノ達が一体何なのか、目を細め見つめた。