ねぇ、覚えてる?

『〇〇尚史って知ってるよね?』

「………はい。」

『付き合ってるの?』

「……………」

『この子と付き合ってたのに、いきなり別れるって言い出して。問い詰めたら、別に付き合ってる子がいるからって!どういう事か説明しなよ!』


部活の先輩の友達と、どうも付き合ってたとか…。


説明も何も、こっちも寝耳に水だし…。

「付き合ってる」ってさし君が言ってくれたのは嬉しい反面、複雑な心境。

だって、それなら何でこの人と一時的にでも付き合ったの?!

一瞬にして頭の中をグルグル想いが駆け巡って、思わず私から出た言葉は、
「付き合って…ない…です。」




それからしばらく、先輩達からと思われる下駄箱への『嫌がらせ』が続いた。