片想いの恋



聖愛は2人に返信を
してから雅のことを
思い出した…

「何してるのかな?」

携帯のボタン一つ一つ
に気持ちを込めて雅
の携帯を鳴らした

雅「もしもし」
聖「あ…雅…?」
雅「そーだけど、何か用?」
聖「え…」

まさかの少し不機嫌な
雅に聖愛は戸惑った…

雅「今、忙しいから」
聖「え…待ってよ」
雅「なんだよ?」
聖「どうしてそんな
不機嫌なの?うち
に怒ってるの?」
雅「なんでもねーよ。じゃ」

…プッ…

一方的き切られた電話
は2人の間に浅い溝
を作った…

「なんで?」

聖愛は不思議になって
メールをしてみた!!

「いきなりメールして
ごめん。さっきの電
話、不機嫌だったけ
どうち何かした?
もしうちが原因なら
ごめんね。詳しく聞
かせてくれたら嬉し
いな…。」

メールを送ったあと、
聖愛はメールBOXを開いた。
雅とのやりとりしたメール
友達とのメール…
最近「雅」という文字が
少なくなってる…。
「前までは並んでたのに」
聖愛は悲しくなって布団
に潜り込んだ。

ー気がつくと聖愛は寝てしまった。ー

朝、学校に行くと祐希奈
に「聖愛、お前目どうしたん?」
聖愛は雅の態度にすごく
気づついて、泣いていた
のだった…。

でも祐希奈には
「なんでもないよ」
そう言った…

その日の放課後、
雅に海に行こうと
誘われたので
2人は一緒に海に行った…

雅「昨日はごめん…。
お前怒ってる?」
聖「いいよ。怒ってないよ」

聖愛は心ではすごく
怒っていた…
でも今回は許した。

ー2人は黙ったまま海を眺めている