「怖い・・・・・・
怖い、怖い
怖い怖い怖い怖い怖い・・・」


わけがわからなくなり膝がガクガクした


走って走って走って


大きな通りに出た


「はぁはぁはぁはぁ・・・・」


ネオンがぼやけだし
頬を涙が濡らす


体にさっきの男の手の感触が甦る

「嫌だ
やめてっ
嫌だ嫌だ嫌だ」