アタシは
おかしくなる
おかしくて
おかしくて
クスクス笑う
「呼んで欲しい?」
男はうなずく
どす黒い感情は
もう抑えはきかない
「お願いは?」
「お願いだから
助けてください」
「救急車って
110番だっけ?」
「119番です」
「あら、そうなんだ」
アタシの笑いは
止まらない
「でもさ
呼んであげないよ」
男の目が
笑っているアタシの
目とあう
アタシの瞳の奇妙な
光に気づいたようで
男の表情が
恐怖で歪む
その光は殺意の光だ
暗くて黒い心の光だ
鈍く妖しく光る
暗いから瞳孔が
開いていたに
ちがいない
おかしくなる
おかしくて
おかしくて
クスクス笑う
「呼んで欲しい?」
男はうなずく
どす黒い感情は
もう抑えはきかない
「お願いは?」
「お願いだから
助けてください」
「救急車って
110番だっけ?」
「119番です」
「あら、そうなんだ」
アタシの笑いは
止まらない
「でもさ
呼んであげないよ」
男の目が
笑っているアタシの
目とあう
アタシの瞳の奇妙な
光に気づいたようで
男の表情が
恐怖で歪む
その光は殺意の光だ
暗くて黒い心の光だ
鈍く妖しく光る
暗いから瞳孔が
開いていたに
ちがいない
