そうして、友達は長くの間撲られ続けた。

そうして…。

友達が撲られるのを、ただ見ていた群衆が、今度は僕の方へと歩いてくる。

その顔は、あんなに酷い暴行を見た後に笑顔ではないか!!
この人達には…人間らしさのカケラもないみたいだ…。

どうやら、僕も覚悟を決める必要があるみたいだ。
まあ、吊るし上げられて自由の効かない身…。
どうしようもないよね…。

やがて、友達をずっと撲っていた、それらしき人が、僕の前に立つ。
しかも、手には友達を撲っていた棒よりも、何倍、否、何十倍もある棒がある。