「気持ち悪いの?」 「( こくんっ )」 保健室の先生.. 名前がね、ほら、いまいち 出てこない.. あ、確か石崎だっけかな? ま、石崎先生でいっか、 とにかく30代後半の石崎先生は 軽く言っちゃえば、 何かアライグマみたいな顔した おばちゃん先生で 口調が少しキツめな感じが あたしは怖い 「うーん、寝る?」 「......はい」 じゃ、奥のベット使ってね、 と促されて、 石崎先生がふらりふらりとする あたしの右腕を掴んで支えながら 歩いてくれたが、逆に歩きづらかった