「一人なの?
私、北条 聡美よろしくね」
これが、
北条 聡美(ほうじょう さとみ)との出会いだった。
『うん。
私は、桜川 亜里沙
亜里沙って呼んで』
「じゃあ、
私は、聡美って呼んでね。私も、中学卒業してから
引っ越してきたから一人なの」
その時、「席に着けぇ」
そう言いながら
担任らしき先生が入ってきた。
「それじゃ、後でね」
そう言って聡美も席に戻った。
みんなが席に着いたのを
確認すると、
担任は入学式の話を始めた。
それを窓の外を見ながら
ぼんやり聞いていると。
「名前なんて言うの?」
そんなことを聞かれて
隣を見ると、
男の子なのに羨ましいほど顔が整った子が
こっちに笑顔を向けていた。
『えっ?』
「な・ま・え」
『あっ、
桜川 亜里沙だけど…』
「俺は、
藤堂 博夜よろしくな
亜里沙」
急に呼び捨てって…
そう思いながらも気付けば
『よろしく』と、
挨拶をしていた
それからも
担任の話が終わるまで、
博夜とどこの中学出身かなど、
たわいもない話をしていた。
私、北条 聡美よろしくね」
これが、
北条 聡美(ほうじょう さとみ)との出会いだった。
『うん。
私は、桜川 亜里沙
亜里沙って呼んで』
「じゃあ、
私は、聡美って呼んでね。私も、中学卒業してから
引っ越してきたから一人なの」
その時、「席に着けぇ」
そう言いながら
担任らしき先生が入ってきた。
「それじゃ、後でね」
そう言って聡美も席に戻った。
みんなが席に着いたのを
確認すると、
担任は入学式の話を始めた。
それを窓の外を見ながら
ぼんやり聞いていると。
「名前なんて言うの?」
そんなことを聞かれて
隣を見ると、
男の子なのに羨ましいほど顔が整った子が
こっちに笑顔を向けていた。
『えっ?』
「な・ま・え」
『あっ、
桜川 亜里沙だけど…』
「俺は、
藤堂 博夜よろしくな
亜里沙」
急に呼び捨てって…
そう思いながらも気付けば
『よろしく』と、
挨拶をしていた
それからも
担任の話が終わるまで、
博夜とどこの中学出身かなど、
たわいもない話をしていた。
