メロンパン

あなたに抱きしめられたことよりも、キスしたことよりも、一つになったことよりもね。

私の半分残したメロンパンを、何も言わずに食べてくれたことなんだ。

あぁ、私この人と仲良くなれたんだなって、ほんとに嬉しかったんだよ。


ねぇ、今日はお月様が半分だよ。

あなたが食べてくれたメロンパンみたい。

あなたはあのこと月を見ているのかな。もう、泣かせないであげて。

もう何の接点もないあなたと私だけど、月は世界に一つだけだから。

今、あなたもおんなじ月を見上げていてくれたら、それだけで幸せだから。

私もいつか大切な人と月を眺めていられるといいな。肩でも寄り添いながらさ。

忘れないでいて。

私の大好きな食べ物は、メロンパン。