メロンパン

それから毎日メールしたね。

一日百回くらいしてたね。よく飽きなかったなぁ。

知れば知るほど好きになった。

好きな色は赤、好きな食べ物はカレー、キライな食べ物はブロッコリー。誕生日に血液型…。全部全部覚えてるよ。

あなたは忘れちゃったかな?

あなたとメールし初めてから、メロンパンみたいにまんまるだったあたしはどんどん痩せていったよ。

恋すると綺麗になるってほんとだね、なんて友達に言われたりしたよ。

恋する気持ちを思い出させてくれた君に、感謝しています。

メールでみんなに隠れてキスしちゃおっかって冗談かと思ってたのに、あなたが会いにきてくれたときは驚いたんだよ。

あなたは平然と私を叱ったりからかったりいつも通りで悔しかった。

あたしだけ同様してるんだもん。

メールで、

『顔真っ赤だったよ』

だって…。なんかずるい。

キスする場所を探すのが大変だったね。

どうしよっかぁ、なんて頭をガシガシするあなたがまた可愛いくて。

トンチンカンな場所を指定するあなたを必死で止めたよね。

こんなの今までじゃ考えられなかったよ。

もうとっくに大好きになってたんだ。

最初からダメって知っていても…。