「さあ
いきましょ。
千夏…。」


涙がとまらない…。
車に乗り込み、窓を全開にした。
「みんなっ…

今までありがとう!!!!」


「千夏…
いかないで!!!!」

エリカが
走り出した車をおいかけてきた。夏川くんと勇もおいかけてきた。

「千夏…
またあおうね!!!!」

「絶対だよ!!!」


涙できっと顔はぐっちゃぐちゃ。

その時、勇が叫んだ。
「また会えるの、
楽しみにしてるから!」


私は
ぐちゃぐちゃ答えることができなかった。
ただ、頷きながら、一生懸命手を振った。