こんなモヤモヤな気持ちの中

授業が始まった・・・。

集中なんか出来ないよ・・・。

黒板なんか見る気しないから

フラ~ッとそこらへんを見る。

もちろん!先生も見ないっ

教科書も!ノートも!!!

ただ・・・目が追っているのは・・・。

解いた問題を頑張って黒板に書こうとしている

君の姿・・・。

必死につま先を立てて

腕をピンッと伸ばし

顔が引きつりながらも書いている。

書いている字はガクガクで・・・。

気を使っているのかいないのか・・・

台を持ってくる先生だったが

プライドがあるらしく・・・

拒否してるっっっ

「おーぃ!!!小崎っ使えよっっっ」
「いや!いいッス!僕には必要ありませんー」

今の君には必要あるよ?

素直になってーっ

っとあたしはギュッと目を瞑って

願っていると・・・声がした。














______________先生のね・・・。

「おーぃ!小崎と・・・後1人・・・鈴森でいいや!鈴森!!!悪いけど理科準備室行って、ルーペ持ってきて!」

え・・・?あたしの苗字が呼ばれた。

コリスくんの声じゃなかったことが残念だったが・・・

コリスくんと行けるのが・・・嬉しかった。

嬉しいってことは・・・好き。なのか!?