「・・・。ねね・・・。」

僕は嫉妬を教えてくれた友達に聞いた。

「ん?」
「恋って・・・何・・・?」
「・・・ッブーーーーーーー」

僕が真剣な顔をして”恋”のことを聞いたら

思いっきり吹いて笑った・・・。

失礼だよっっっ

こっちは真面目なのにっ

「んで!!!何なの!?」
「お前・・・。恋も分からない小学生だったのかよーっ」
「・・・。」

はぃ。拗ねました。

小学生。

この言葉キライです・・・。

響きも文字数も感じも大っ嫌い!!!

「もぉいいしっっっ」
「ゴメンゴメン」

拗ねた僕に友達は

笑いながら謝ってくる。

僕は口をへの字にしたまま目をそらす。

「恋ってのはな・・・。」

不機嫌な僕のまま友達は

口を開けた。

「いつのまにかなっているんだよー?」

・・・へ?このテキトーな回答に

僕の顔がゆるんだ。

さっきまでのへの字の口も元に戻り

眉毛も下がった。

「いつの・・・まにか?」
「おぅ!いつのまにか、なっててね。その人のことを思うと胸が苦しくて・・・。それで嫉妬をすることがあるともっと苦しくなってズキズキするんだ。」

ズキズキ・・・。

この擬態語に聞き覚えがある・・・。

僕の今の心の痛みだ。

これは・・・恋してるから・・・痛かったの?

僕はキリンさんが好き?