「よぉ!変な顔してんなぁ」
「伊歩・・・。」
「なんだよー。せっかく来てやったのにー」
「来てって頼んでませーん。」
「素直になれよ!」
「伊歩がね。」
「何か今日お前冷たいー」

伊歩はあたしに対して

ブーイングをしてきた。

もちろん、あたしは無視だよ。

コリスくんにハブられて

ショック受けてるんだから・・・。

ッハ!?なんか・・・

痛い目線が感じるっっっ



あたしは窓側の席を見た。

すると・・・

コリスくんがいかにも

”僕怒ってます”オーラを出している・・・。

そんなにあたし、悪いことしたぁー!?



「なぁ。」
「・・・なに?」
「あいつ何なの?」
「どれ?」
「あのちっこいの。」
「あぁー。コリスくんね・・・。」
「コリス!?」

コリスくんのあだ名を聞いたとたん

ププッと笑いをこらえている伊歩。

失礼にもほどがあるっちゅーの!!!

「え?小さいリスだからコリス?」
「違うんじゃない?
 苗字が小崎だし、小さいし
 リスみたいに可愛いから。」
「ほぉー。お友達になりたい!」
「多分なれないら。」
「何で?」
「あんたみたいなバカとはつりあわないもん。」
「えーそう?さっきからコリスくん、俺のこと見てるよー!」
「・・・。ホントだ・・・!?」
「これって・・・俺に興味津々的な!?」
「おぉ!!!かもねかもね!」
「じゃ!行ってきまうす」

----------------2分後--------------
「・・・。俺怒られた・・・。」
「やっぱなー。今機嫌悪いんだよね」
「知ってたんかい!!!先言えよっ」
「気づかないとはアホだなって思ってたよ」
「もぉー・・・。俺”今近寄らないで”って
 言われちゃったよー・・・。」
「ホント怒ってるね・・・。」

あたし・・・何したんだろう???