でも、日に日に不安を抱くように
なっていた。
もしかして、
キス以上求めてこないってことは
他に女がいるからなんじゃないかって。
そんなある日、篤十から
電話がかかってきた。
「もしもし?篤十?」
「浮気疑惑のことなんか気にするな」
「あたしは信じてるよ。
篤十はそんなことしないって」
あたしは強く信じた。
大好きな人だから。
きっと、大切にしてくれてる。
「あのさ、高校一緒のとこいこ?」
その、誘いはとても嬉しかった。
「いいよ。でも、
あたし松〇高校行きたいんだけど?」
「OK。俺も行きたいって思ってたから」
めっちゃ、嬉しかった。
本当に信じよう。
強くそう思った。