時計を見ると、


6時を回っていた。




「先生?

6時だから、帰らないと」




「おう、もうそんな時間か。

じゃあ、もどろっか」





チラッと

先生の横顔を見た。


かっこよくて。

大好きだからね。




「じゃあ、帰ります」


帰ろうとしたとき、

手を引かれた。


「ちょっと、目つぶって?」




あたしは目をつぶった。



チュッ



あたしたちは

唇を重ねた。


先生の意地悪。