「指輪、持ってないの?」 「え?」 「そいつからもらった指輪。」 言うと、初音はネックレスのチェーンをおさえた。 チェーンには可愛らしい指輪が通されていて、それがその指輪だと一目で分かった。 俺はそれを初音の首から外す。