「あぁっ、もうっ!!九十九、千歳抑えてて!!」



必死で九十九に頼めば、戸惑ったように九十九は千歳をなだめてくれた。



二人の気持ちは嬉しかったけど、ダメ。



これは自業自得だから。



周りからそう思われるようなことをした私がいけないのだから。



だから、私の傷にだれも触れないで。



「ホントに大丈夫だから。お願い二人とも…落ち着いて。ね?」



なんども声をかけてようやく二人は落ち着いた。