「きっと照れてるだけよ。」 沙羽が後ろから耳打ちする。 なるほど。 そんな九十九が可愛く見えて、ひっそりと赤くなっている九十九の耳を引っ張った。 「もうっ、そんなに照れないでよ。」 耳元でふっと笑うと余計に耳が赤くなった。 面白い。