「だから、お前がへこむ必要はない!」 大地はさっきまでの顔がウソみたいにいつもの笑顔にもどった。 「それにしても腹減ったなぁ。」 「朝飯は?」 聞くと大地は悪戯っぽく口端をあげる。 「抜いた。なんたって身体測定だからな。」 思わず、 「お前は女子か!」 突っ込んでしまった。 大地は笑って、乙女は繊細なんだぞと気持ちの悪いことを言っていた。