「ただいまー」



休み明けの学校はやっぱり疲れるみたいで少しだるい。



リビングに電気がついているから母はどうやら家に帰っているらしい。


「おかえり〜、ごはんは?」



「沙羽と食べてきちゃった。勉強して、あと寝る。」



そう、と母は呟いて、なんとも言えない顔で私を見る。



「思ったより、元気そうで安心した。」



その言葉にひゅっと息がつまる。



「元気だよ、そりゃ。今さらなに言ってるの?」