「なんだか、そんな顔の初音みるのって久しぶり。」 高校の近くにあるカフェでご飯を食べながら私は沙羽に首をかしげた。 そんな顔って、どんな顔? 「明るい顔。」 すごくうれしそうな沙羽。 でも私はちょっとだけ複雑だった。 「そうかな?自分ではわからないけどなぁ。」 だからちょっとだけ知らないふり。 「二年生のクラスも楽しそうだし、たくさん遊ぼうね。」 それに気付いたのか、沙羽はさりげなく話題を変えてくれた。 いつもいつも沙羽には甘えてばっかりだな。 「そうだね。」