「えっ、ユキちゃん何いってんの!?初音の隣は俺でしょ!」




千歳が大きな声をあげて私はダブルに衝撃を受けてしまった。



きっと同じクラスだろうとは思っていたけど、まさか隣の席って。



「千歳、五十音順で並ぶとお前は高屋とどっちが早いか分かるか?」




「高屋ですね。って、座席表!」



「悪い手違いだ。一個後ろにずれろ、千歳。」




通りで千歳の後ろの席が空席なわけだ。



「てなわけで、高屋お前の席はあそこだから。」



由岐先生に指さされて私の方に向かってくる彼を見て私はただただため息をついた。