「…憐 写真…撮ろうよ?」 優夜はポケットから先ほどのカメラを取り出した。 刹那にも目配せをしてカメラを構える。 二人は互いの顔を見ながら微笑み優夜に振り返り頷いた。 彫刻の台座にタイマーにしたカメラを置き、その正面にある青い薔薇に包まれているベンチに三人で座る。 優夜の左足と刹那の右足に座った憐の腕の中にはあの三輪三色の薔薇のプランターが抱き締められていた。 かしゃり、 乾いたシャッター音が鳴る。 途端に優夜は憐の右頬に、刹那は憐の左頬にキスを落とす。