憐の肩に顔を埋める優夜は刹那をチラッと見ると不敵に笑う。 刹那は優夜の言いたいことが伝わったように顔を不機嫌な表情に変える。 小さく舌打ちをすると椅子から立ち上がる。 ゆっくり二人に歩み寄ると憐を抱き上げ優夜から引き離した。 突然の抱っこに憐は驚き暴れる。 「や 刹那!」 「大人しくしろ、落とすようなヘマはしない」 刹那は暴れている憐の裏膝に右腕を滑り込ませる。 そのまま更に高い位置に持ち上げた。 刹那の右腕に憐がちょこん、と座っているようだった。