「【不完全な愛だからこそ…、不完全な僕に空白な愛を教えてれる…―。】」 不完全だと知っても愛し合うことを誓った三人は同じベッドで朝を迎えた。 目が覚めていても、起きないのは未だ、三人で体を寄せ合っていたいからだった。 憐の耳がぱたぱたと震える。 それを見ていた刹那はふと、疑問を抱いた。 「憐はどうして、猫耳と尻尾が生えているんだ?」 素朴な疑問を投げ掛けたつもりだったが、憐は笑顔を崩してしまった。 歪んだ憐の表情を見た刹那は困ったように微笑むと、憐の頭を撫でた。