先輩Ⅱ



「どうして教えてくれないの?おばあちゃんでもいいのよ。」


先生はため息しながら言う。


それでも先輩は黙っていた。


「学校にいたいのは分かるけどこんな熱だからかえらなきゃいけないのよ。」