「桐生来たら騒がしいのぉ」
美羽が言うと嵐が美羽の言葉に反応した。

「春川!!」

嵐は美羽に近づく。

「何だし」
美羽はケラケラ笑う。

「相変わらず。小さい。」
嵐は美羽の頭をぽんぽん叩いて、笑う。
美羽は嵐を蹴る。

嵐はごめんごめんと笑いながら美羽に謝った。

本当に美羽可愛いとか思いながら
あたしは睡魔と戦い頬杖を付きながらぼーっとしていた。

「藤咲」
あたしの前の席に嵐は座る。
「何」
あたしは欠伸をしながら嵐に言う。
正直鬱陶しい。
「昼飯おごって」

…何を言いだすんだこいつは。

「やだ。」
あたしはため息交じりに即答した。

「おごって」
「なんで」
あたしは早く会話が終わるように返答を早くした。

「腹へって死ぬ!!綾瀬ちゃん酷いよ」
嵐は子供のように足をばたつかせた。

「おい。藤咲!おごってやれよ」
クラスの男子があたしに言う。
心底ムカつく
この野郎!