強がり女と意地悪男



「まあ、頑張んな!
あたしはそれしか言えない!!」
しおりんは綾瀬の背中をぽんと叩いた。

「うん。」
綾瀬は心なしか悲しみは薄れていった。

「ってことで解散!!」

しおりんは笑顔でそう言って綾瀬と月を校門まで送ってくれた。