「転校生って今の時期ちょっと変だよね。」 通路挟んで隣の美羽があたしのグレーのベストを引っ張る。 流石美羽。 天然だけど分かってるな。 「だよねぇ梅雨のど真ん中だし」 あたしは美羽の方を向いた。 「俺もそう思う。」 嵐が話に入ってきた。 嵐と話す度に揺れる心臓。 なぜか緩くなる口元。