その階段のすぐ横に体操部の部室がある。
「きっと片付け忘れたんだろう」
…でも何でこんなとこに置きっぱなしにしてんだ?
後でキツく言っておかないとな。
「これじゃ、上の華道部の部室に行けないんですよ」
真希が華道用の花束を持ちながら言う。
「体操部にはあたしが後で言っておく。…とりあえずこれを移動させないとな」
「でもこれすっごく重いよ…?」
杏が諦めかけたような表情で言う。
「大丈夫だ。これくらいなら…」
あたしは丸めてあったマットを縛ってあるヒモの部分を掴むと…
「オラァァ!!!」
思いっきり背負い投げをして体操部の部室の前に投げ倒した。

