…言ってる傍からソッコーバレた。
お、終わった。
確実に明日は学校でこの噂が広まってるに違いない。
あたしは湊谷をシカトして店に戻った。
会長がメイドと分かって今までどおりに学校生活を送れる訳がない。
今まで築いてきた信頼は水の泡だ。
―――……
「お疲れ様でした」
あたしは店長にそう告げて店を出た。…のと同時に思考が一瞬だけ停止した。
「あ、元の会長に戻ってる」
「………」
そこには向かいの店の壁にもたれかかって立ってる湊谷がいた。
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