あたしは疲れていたため、参加せずに裏庭で一人座って休んでいた。



はぁー…



何か今日は色々あったなー…



「あれ?会長だ」



「湊谷…」



夜空を見上げて今日を想い変えいしていたら湊谷が帽子をとってネクタイをほどきながらやってきた。



「…お前まだそんな格好してたのか……」



「何か着替えんの面倒だったから。…会長、後夜祭出ないの?」



「あぁ、ちょっと疲れているからな」



「ふ~ん」



湊谷は帽子を地面に置いてネクタイを胸ポケットに入れると、あたしの隣に座った。



「湊谷…今日はありがとな」



「……っ、どしたの急に?」



「あ、いや…あの時はもう駄目かと思った。そんな時にお前が助けてくれて本当に感謝してる」



「なら会長の本当の姿がメイドだって事、皆に言っていい?」



「ばっ、馬鹿!!それとこれとは別だ!!!お、お前、絶対に言うなよ?!?!」



「大丈夫」



そう言うと湊谷はあたしを押し倒してそのまま上に覆いかぶさって来た。