「すみませーん!」 「はいっ!お伺い致します、ご主人様……」 「…え?」 あたしが言った瞬間、廊下にいた男子達がざわつき始めた。 やばっ……! つい癖で… この言葉だけは禁止の―――…… 「お嬢様、お紅茶はいかがですか?」 …え? その時、湊谷が女性のお客さんの後ろからそう言ってカップに紅茶を注いだ。 「あ、はいっ」 「旦那様はいかがでしょう?」 「あ、じゃあ…お願いします…」 湊谷…… あたしに助け船を…?