「「だから…野球拳大会やらせろ!!!…って」」
「野球拳大会やらせろ」
湊谷は真顔でしかも棒読みと言う、感情のこもってない言い方であたしに言いやがった。
「………」
こいつ、相変わらず何考えてんのか分からん奴だな…
テンポが掴めん。
「いや、陸さん…!!もっとこう……感情を込めて言っていただかないと…!!」
「だって俺そんなのやりたくねぇもん」
「「!!!!!…そんなぁ~……!!!」」
「まーでも…藤倉会長も少しは男子側の意見も聞いてあげれば?」
「―――…っ」
…くっ……。
三組の奴らが言う通り、あたしは湊谷 陸には簡単に逆らえない。

